特別連載|2. 「どうなるアプリ名?」社内横断のリブランディングプロジェクト

マーケティング部 中川
コミュニケーションデザイングループ、グループマネージャーの中川です。最近筋トレとサラダチキンにはまっています。今回のリブランディングプロジェクトでは事務局を担当しました。

アプリ名を変えるきっかけ

この度「全国タクシー」から「JapanTaxi」に生まれ変わりましたが、実は過去にも1度名前を変更しています。2011年にリリースした当時は「全国タクシー配車」というアプリ名でしたが、2014年9月に「配車」が取れ、「全国タクシー」となりました。(この辺りのアプリの歴史は前回の記事でも簡単に触れていますのでぜひご覧ください!)

今回アプリ名の変更を検討するようになったきっかけはいくつかあります。まず、「JapanTaxi(旧:全国タクシー)」は2018年になり400万ダウンロード、500万ダウンロードを次々と超え、ユーザーの皆さんのおかげさまでダウンロードのスピードが明らかに早くなってきました。「タクシーをアプリで呼ぶ」という行動が、東京などの都市部を中心に根付いて来ている現れなのではないかと考えています。事実、東京最大手のタクシー会社である日本交通の無線配車のうち、今や70%はアプリ経由によるものであり、アプリによる配車数の増加がそのまま日本交通の無線配車数の伸長につながっています。さらに、JapanTaxiのプラットフォームに参加いただいているタクシー会社の配車数も前年比増加傾向にあります。他方で、あくまで我々の肌感ではありますが、「全国タクシー」という名称の浸透度はダウンロード数の割に低いと感じており、これからさらに多くのユーザーの方々にお使いいただくにあたり、わかりやすい名称にする必要があるのではないかという声が出ていました。

こうした「アプリ配車のスタンダード化に伴うわかりやすさの追求」という点に加え、今後見据えるグローバル展開もアプリ名の変更を後押ししました。JapanTaxiはすでに韓国のカカオタクシーとの相互連携について発表をしています。これにより「カカオタクシー」アプリユーザーは日本に来た時に「カカオタクシー」のまま日本のタクシーを配車できるようになります。(逆も然りで、「JapanTaxi」アプリユーザーも韓国で「JapanTaxi」のまま韓国のタクシーを配車できるようになります。)

アプリ名変更に伴う「リブランディングプロジェクト」について

アプリ名変更を中心とするリブランディングプロジェクトは、2018年の5月頃から動き出しました。一部外部の方のお力もお借りしたものの、名称やアプリアイコンのアイディアは社内からの公募という形を採りました。エンジニア・セールス・マーケター・CX・コーポレートなど、決定権を持つCXO以外はどなたにも参加権があるという形で進めました。(むしろSlackのチャンネルでCXO以外が参加するプライベートチャンネルが出来上がりました。笑)

こういう形とした意図としては、自分たちのプロダクトに対する愛着を持つ社員が多い事を背景に、外部の方々にご提案いただいたものというよりは、内側から発露したアイディアで突き進んでいきたかったことが挙げられます。

5月末にリブランディングプロジェクトの告知をしてから、約1ヶ月間の社内横断プロジェクトとして、下記のような経過で進んでいきました。

オリエンテーション説明会の中では「全国タクシー」のPRポイントであったり、逆に家族友人に伝える際に難しいと感じる部分をグループワークで深く掘り下げて議論しました。その後グループに分かれさらに議論をし、まとめたアイディアを提出しました。(オリエンから提出まで1週間足らず・・・!)出されたアイディアはCXOに見てもらう前にまず社員同士で投票をし、その結果を持ってCXOへの提案を行いました。

社員から発露したアイディア

社内のメンバーには50案(!)を超えるアイディアを出していただきました。非常に新規性の強い斬新な案や、会社のミッションである「移動で人を幸せに。」を英語にしたところから着想を得た案、日本で馴染みのある「タクる」というワードから発送した案、はたまたやっぱり現行の「全国タクシー」が良いのではないかという案まで社員の熱すぎる想いが乗り移った案が出されました。職種やネーミングに対する考え方は違えど、自分たちのプロダクトへの愛がある人が集まっている会社なんだなというのを強く感じた瞬間でした。

(私個人も「事務局」という立場でありながらどうしても案の提案をしたく笑、参加させてもらいました。)

途中に実施されたアイディアのブラッシュアップ会では、外部の方をファシリテーターとし、客観的な目線も交えながら出たアイディアの良し悪しを社員同士で検討しました。その際に上がった内容を全ては明かせないのが残念ですが、主には僕らJapanTaxiは企業としてどういう立ち位置なのか、どういうアプローチで「移動で人を幸せに。」を実現しようとしているのかを再確認する場になったと感じています。

「全国タクシー」から「JapanTaxi」へ

社内での公募プロセスを経て、CXOでの検討ののち、「JapanTaxi」とリネームすることにしました。企業名と同じであるため、もしかするとそこまでの大きな変化と感じられないかもしれませんが、そこには、上記で触れたようなグローバル視点で海外の方々から見てのわかりやすさに加え、私たちが【タクシーの配車プラットフォームとして日本を代表する存在であり続けたい】という想いが詰まった名称となりました。

また、お気付きの方もいらっしゃるかもしれませんが、同じタイミングでアプリアイコンも変更をしました。こちらに関してはアプリ名を最終決定する前に、CMOから社内のデザイナー陣に再度オリエンテーションする形で進められました。(JapanTaxi、という案の他にもう一つ最後まで残った候補がありました。)デザイナー陣には3方向合計約10案を数日の間に提案いただき、最終的に下記のシンプルなアプリアイコンと決まりました。「全国タクシー」としては、ユーザー向けアプリの他に、タクシー内QR決済として乗車中に決済ができてしまうJapanTaxi Walletや法人向けサービスであるJapanTaxi BUSINESSなど、関連するプロダクト展開を行なっているため、それぞれのブランドロゴの改定や、ロゴの使用にまつわるガイドラインなどもあわせてまとめてくれました!

リブランディングプロジェクトを経て、9月から「JapanTaxi」アプリとして気持ちを新たにスタートしておりますが、マーケティング担当チームとしてだけでなく、全社的に大変なのは実はここからでした・・・笑

オウンドメディアや出稿中の広告、外部のパートナーサイトなど、あらゆる接点での差し替えを進める必要があり、社内では全部署を横断する「差し替え祭り」が発生しました。特に、タクシー車体に貼っているラッピングなどオフラインのものは現在進行形で差し替え対応中です。

また、今回のリブランディングによってある意味「全国タクシー」という名称で培ってきたアセット(認知度など)を一部失ってしまったという見方もできるかと思いますので、僕たちマーケティング担当としてはその点を巻き返し、突き抜けられるくらいの施策を打てるようにしていければと思う次第です。(そして、そんなブランドづくりを一緒にやってくれる仲間を大募集しています!)

次回はリブランディングに関連して、バージョン4(V4)になったアプリのデザインについてです!どうぞお楽しみに!

リブランディング連載一覧

  • 1. JapanTaxiのアプリリニューアルプロジェクト VPoE 吉田
  • 【New!】 2.ネーミングについて マーケター 中川
  • 【Coming soon…】 3.アプリデザインについて デザイナー
  • 【Coming soon…】 4.iOSの開発裏話 iOSエンジニア
  • 【Coming soon…】 5.Androidの開発裏話 Androidエンジニア
  • 【Coming soon…】 6.サーバーサイドの開発裏話 サーバーサイドエンジニア
  • 【Coming soon…】 7.SREの開発裏話 SREエンジニア
  • 【Coming soon…】 8.アプリを世に広めるために マーケター

JapanTaxiでは、ITの力で「移動で人を幸せに。」を実現するための一連のサービス開発に取り組んでいます。全部署にてメンバーも積極的に募集しているので、興味のある方はWantedlyもぜひご覧ください!


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